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時代 | 朝鮮/1659年(後刷本) |
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数量 | 5 |
サイズ | 34.5x22.3x3.4 |
『龍飛御天歌』は、朝鮮建国の正統性を確立するために編纂された10巻5冊の歌辞文学の書物です。1445年に世宗大王の命により鄭麟趾(チョン・インジ)、権踶(クォン・ジェ)、安止(アン・ジ)などが、穆祖・翼祖・度祖・桓祖・太祖・太宗の、六代先祖の行状について125章のハングルの歌辞で記しています。その後、ハングルの歌辞を漢文に翻訳し、1447年に刊行しています。朝鮮時代に編纂された多くの本が漢文からハングルで翻訳しているのに対し、『龍飛御天歌』は韓国語をハングルで歌辞を書き、その後漢文に翻訳しています。ハングルの歌辞が先にあり、それを漢文で翻訳した歌辞が続くのが分かります。『龍飛御天歌』を通じてハングルが韓国語を記録するのに適した文字であることを確認した世宗大王は、1446年に『訓民正音(解例本)』を世の中に出します。