Home > 展示 > ハングルの歩み > 第1部: 新たに28個の字母を作る
ハングルが創製される前は、漢字の音や意味を活用して韓国語を表記していました。これを借字表記法といいます。借字表記は初め地名や人名などの固有名詞を書く際に使われていましたが、その後吏読(漢字の音と訓を借りて韓国語を書いていた表記法)、郷札(漢字の音や訓を借りて韓国語を表記する借字表記の一つ)、口訣(漢文を読む時、漢文の単語や文章のくぎりの間に入る韓国語)などが作られ、一つの語彙を越え、文章全体を表記することができるようになりました。
借字表記法はハングルが創製された後も長い期間使われ続け、とりわけ吏読は朝鮮時代の後期まで使われました。これは、ハングルが新しい文字として創製されてからも、かなりの期間に渡って借字表記が存続したことを物語っています。
▲ 固有名詞の表記
▲ 吏讀
▲ 鄕札
▲ 口訣