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第2部: 簡単に学び、使う

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ハングルの拡散は、西欧の産業革命以降発達した機械化により大きな転換点を迎えることになります。機械式の印刷技術の発達とハングルの機械化により、大量に生産されたハングルの印刷物はより多くの人に読まれるようになり、多様な情報をより速く伝えられるようになったのです。

このようになると、ハングルの新聞や雑誌、新小説などが大量に現われ、より手軽に手に入れられるようになり、毎朝遠く離れた場所の新しい情報を家に座っていながらたやすく接することができるようになったのです。

一方、韓国が産業社会へと進入し、経済的な発展を図る過程において、ハングルの機械化が重要な課題となりました。ハングルのタイプライターの開発と文字盤、ハングルコードの研究が中心となり、今日のハングルの情報化の土台を成しています。

1) ハングルと近代出版

伝統的な意味での出版は、木版印刷や金属活字の印刷に過ぎず、制限的でした。これに比べ、19世紀の末に入ってから西欧の機械式の印刷技術は鉛の活字で組版し、印刷物を安く大量に生産できるようになりました。

その結果、出版物はより早く循環し、大衆的な関心の対象になりながら、出版物に対する価値観まで変わりました。ハングルが充分に普及されるにあたり、機械式の印刷技術が加わり、各種のハングルの新聞や雑誌類、小説を通して大量の情報があふれるようになりました。これに支えられ、ハングルは優れた情報の伝達手段として国民的な情緒と大衆文化を導く力を持ち始めました。

대한매일신보

大韓毎日新報

소년

少年

2) ハングルの機械化

ハングルの表記が機械化されながら、ハングルは意志を伝える手段、それ以上の意味を持つようになりました。高度産業化社会を迎え、文化的・経済的な発展をなすために、ハングルの機械化はより正確な情報を交すにあたり必ず解決しなければならない課題でした。

ハングルの機械化は、モールス符号の創案とハングルのタイプライターの開発により始まりました。1888年に金鶴羽(キ厶・ハクウ)が作ったハングルのモールス符合の公表からハングルの機械化が始まり、ハングルのタイプライターがこれをより発展させました。ハングルのタイプライターは1914年、英文のタイプライターにハングルの活字を付けて作ったイ・ウォンイクのタイプライターから始まり、その後ソン・キジュ、キ厶・ジュンソン、コン・ビョンウ、チャン・ボンソン、キ厶・ドンフンなどの手により、多様な文字盤を持つタイプライターの開発が続きました。一方、盲人のためのハングル点字も開発されました。

ハングルの機械化の過程で多様なハングルの文字盤の開発が試みられながら、ハングルの科学性と優秀性を再び知ることになり、これは今日急速になされているハングルのデジタル化と情報化の基礎になりました。

공병우 타자기

公丙禹 三ボル式タイプライター